社会福祉法人 聖テレジア会

事業の目的

この理念により、かかわる人々の幸せを願い、相互扶助の立場から奉仕し福音的愛と正義がもたらされるよう事業を行う。

職員の姿勢

以上の目的を果たすため、当法人の職員は、慈しむ神の愛に信頼と希望を抱いて人々に仕える姿勢を養い生きるよう努める。

理念の実践

聖テレジア会理念の基本精神は“人間を尊重”することである。
一人ひとりが唯一のかけがえのない人間であることをお互いに認め、人格や価値観を尊重することである。
この基本精神である人間尊重を具現化する方法の一つが『スピリチュアルケア』である。スピリチュアルケアとは心の奥深くにある痛み・苦悩・悲嘆をケアすることである。厳しい現実の中にあっても存在意義や生きる意味を見出し、愛と信頼と希望のうちに再び歩みだすことができるように、と援助することである。
スピリチュアルケアの基本的な手段は『傾聴 けいちょう』である。単に聞くということではない。「聴く」の字の如く、「耳と目と心できく」のである。具体的には、「相手の目・顔・表情を見て話を聴く」、「あいづちを打ち、うなずいて受容する」「相手が伝えたいことを反復する」「少し待つ」ことである。聴くことにより、相手は受け止めてもらえたと感じ、安心感を得ることができるのである。
聖テレジア会の職員として、常にスピリチュアルケア・マインドを持ち、相手のことを尊重し、業務に精励することが理念の実践につながるのである。